実際に使ってみていかがでしたか?
マルチハード用のラックということは理解しつつも、いろいろと使い方を模索してみた結果、プレイステーション4のゲーム機と周辺機器をまとめて収納するラックにするとよさそうに感じ、いろいろと付け足して、使い勝手のよさそうな形を構成することができました。
ラックの収納スペースは3か所あるため、一番下はプレイステーション4本体で決定。一番上はテレビ台の下だとなかなか綺麗に収納できなかったVRヘッドセットを配置しつつ、ACタップから電源を取っているUSBハブを使って充電が必要な周辺機器をまとめて置くようにしました。
一番上の段のPSVR用スタンドやUSBハブは両面テープで固定してあります。
真ん中の段はゲームパッケージの収納として活用。現行の据置機のゲームパッケージについては立てて収納することができるのですが、溝があるためフラットに収納できなくてちょっと困りました。
逆に、プレイステーション2などのゲームパッケージの場合は背が高いため、溝に入れ込まないと立てて収納できず、このラックをどのゲーム機中心に収納するかで悩むポイントが変わりそうです。
収納という意味では、ぴっしりと詰めて置きたいので、使っていくうちに雑然とパッケージを積み重ねるようになるのではないかと思いました。
組み立て設置は簡単でしたか?
説明書があるので、組み立て自体は特に問題なくできました。キャスターをはめる時には若干力が必要ですが、全体的に力づくで何かをやるような場面はないため、無理矢理組み立てて破壊してしまうようなこともないように思います。
組み立てただけだとラックが軽いことからキャスターがいまいち上手く回転していないような気がするので、PS4本体を配置して重くすると、だいぶおさまりが良くなり、キャスターがしっかりと回転するようになります。
HDM切り替えや電源タップなど機能面はいかがでしたか?
HDMI切替器については、リモコン操作で簡単に切り替えることができました。
しかし、ゲーム機を切り替えてプレイする際には、充電しているコントローラを取りに行かなくてはならないため、結果的には直接ボタン操作をしてもあまり手間が変わらないようにも感じました。
今回の配置では、結果、PS4本体しか置いていないのでHDMI切替器はあまり有効に活かせていないのですが……。
電源タップについては、今回はPS4、PSVR、USBハブにそれぞれ電源供給が必要だったため、有効に活用しています。
どんな方にどんな風に使ってもらいたいでしょうか?
PS4とSwitchを併用していて、パッケージソフトの数が20〜30種類くらいの方であれば、ゲーム環境を1つにまとめられるので、ゲーム環境をかなり向上させることができます。
もしくは、Wii UやXbox OneなどHDMI端子で接続できるゲーム機がまだ現役ならば、HDMI切替器をフル活用できます。
テレビ周辺にあまりゲーム機を置くスペースがない方はぜひ、このラックの使用を検討してみるとよろしいかと思います。
個人的には、プレイ動画を録画する環境とゲーム機を連動させる必要があるため、Switchをラックに持っていくことができなかったのですが、プレイステーション5が真ん中の段に配置できるようだったら、ソニー据置機用ラックとして存分に活躍してもらおうと思っています。